「人に優しい技術」は、地球も救う。人にも地球にも害を残さない選択を。
施設・作業現場での見えないリスクに向き合い、「安心」と「信頼」を築く空間づくりとは?

目次
- 人と環境にやさしい空間づくりは、今すぐ取り組むべき最重要課題です
- 被害が“見えにくい”からこそ、軽視できない
- 健康と環境を守るために、今できる3つの対策
- 健康と環境のどちらも守る“今の備え”が、未来の信頼をつくります
- 取扱製品
【人と環境にやさしい空間づくりは、今すぐ取り組むべき最重要課題です】
私たちが働き、そして暮らす空間には、目に見えない“化学物質”や“環境汚染”のリスクが潜んでいます。賃貸住宅や保育園、病院、そして工場といった多様な施設において、そこで過ごす人々、特に以下のような方々にとっては、微量の化学成分でも体調を崩す要因となり得ます。
-実は誰でも被害者になり得ます-



上記の様な方々を意識した安全で快適な環境を整えることは施設管理や生産管理に携わる方々にとって避けては通れない重要な課題です。
これらの影響は「目に見えない」だけに見落とされがちですが、実際には日々蓄積し、深刻な健康被害へとつながる可能性もあるのです。
また、健康への配慮と並んで忘れてはならないのが”環境への配慮”です。その中でも土壌汚染は私たちの未来の生活基盤そのものを脅かします。工場の排水や廃棄物、農薬の管理などが不適切な場合、地下水や空気、作物を通じて人体や生態系に悪影響を及ぼします。
有害物質が拡散して土壌に浸透・蓄積することで、例えば微生物の減少や植物の成長阻害、動物の健康被害が起こり、人間にも重金属中毒や発がんリスクなどの健康被害が生じます。
また、汚染された土壌では農作物に有害物質が吸収され、その結果食物連鎖を通じて被害がでる恐れがあり、さらには汚染された土地は農地や宅地としての利用が制限され、浄化には多大な費用と時間を要するため経済的負担も大きくなります。
このように、土壌汚染は環境全体に悪影響を及ぼす深刻な問題であり、化学物質等人体への影響と併せた問題があるからこそ、空間の安全と環境保全を両立する具体的な製品と対策が求められているのです。
【被害が“見えにくい”からこそ、軽視できない】
揮発性有機化合物(VOC)、防腐剤、防カビ剤、清掃用化学薬品などは、施設の利便性や清潔感を保つため等製品機能向上を目的に用いられていますが、これらの中には人体や環境への悪影響がある成分が含まれていることがあります。
これらは一定の基準を満たしていれば市場に流通することが許されていますが、ただその基準は「すべての人にとって安全」ではありません。上記のような化学物質に敏感な人、特に、以下のようなケースには配慮が必要です。
・揮発した成分が室内に滞留し、小さな子どもや高齢者の健康を損ねる |
・工場作業員が長時間、薬品に曝露され、慢性的な体調不良を訴える |
・新築・改修工事後の塗料や接着剤の臭気が充満し、入居者や利用者に健康被害が発生 |
・清掃時の消毒剤や防カビ剤が原因で、施設スタッフが頭痛や吐き気を訴える |
・病院施設内で使用する抗菌コーティング剤の成分が、化学物質過敏症の患者に悪影響を与える |
・廃棄された化学物質が土壌に浸透し、地下水や農地を汚染する |
これらは一見すると「個別の小さな、特定的・限定的な問題」に見えますが、蓄積されることで社会的な評価や信頼の失墜を招く可能性すらあります。
さらに、土壌汚染に関しては一度汚染が進行すると、元に戻すために多大なコストと年月がかかります。浄化処理、水源対策、土地利用の制限…。言ってしまえばこれらはすべて日々の配慮を心掛けていれば未然に防ぐことができた問題なのです。



【健康と環境を守るために、今できる3つの対策】
~事前の対策が、信頼と安心につながります~
安全な空間づくりは、今すぐできる「選択」です
施設や現場を預かる立場にある皆様にとって、そこに関わる人々の健康を守ることは非常に重要です。「特定の人だけが反応する問題だから…」と軽視されがちですが、問題が顕在化してからでは手遅れになる場合もあります。
今の時代、“誰にとっても安心できる空間” へのニーズは高まっており、施設や管理者の対応が社会的な評価にも影響します。
そこで、私たちがすぐに取り組める“人にも環境にもやさしい”対策をご紹介します。
【1】低VOC製品を選ぶ
接着剤や塗料、抗菌剤などを選定する際には、VOCの含有量が極めて少ない製品、あるいは無溶剤製品を選ぶことが重要です。
例えば、弊社が取り扱う「無溶剤型粘着剤養生テープ」は、溶剤を使用しない為上記のような使用後環境配慮の観点や特にお子様やご病気の方に対する製品使用における二次的健康被害を回避します。
【2】臭気・化学物質を吸着する製品を使う
揮発性の化学物質を吸着し、空間内の有害成分を抑制する製品の活用も効果的です。
特殊な吸着素材(例:活性炭・ナノ素材)を用いた空気清浄製品・パネルは、空間中のリスク物質を除去し、においや体調不良の原因物質を抑制します。
※こちらに関しては弊社ページ『ニオイ・臭気ガスにまつわるトラブル』をご覧下さい。
【3】土壌汚染リスクを抑える製品・仕組みの導入
工場や倉庫では、廃液や有害成分が地中へ流出しないよう「土壌浸透防止マット」や「吸着シート」の敷設や、各種油や液剤の漏洩に備えることが重要です。
弊社では、火山灰をベースにした凝集材を用いた製品もご提案しており、排水中の有害物質を分離・固化し、下水や土壌への流出を抑えます。
【健康と環境のどちらも守る“今の備え”が、未来の信頼をつくります】
空気も土も、人間が共有する「インフラ」です。
一人の健康被害も、ひとつの汚染も、軽視すべきではありません。工場や施設の管理者が、目に見えないリスクに配慮する姿勢とその選択は5年後、10年後の「安全な施設だ」「信頼できる企業だ」という企業評価や地域社会の信頼へとつながることでしょう。
弊社ではそのような思いのある貴社の優しさに尽力できる環境や健康に配慮した製品群をご用意しております。
製品用途~取扱製品一例



弊社製品にご興味ご関心ございましたら、資料請求やWeb面談、メール等でのご説明等問い合わせフォームよりお気軽にお申し出ください。
「見えないけれど、確かに存在するリスク」に向き合い、人にも地球にもやさしい施設環境を共に築いていきましょう。