WBGTとは?工場の熱中症対策で知っておきたい暑さ指数の基本

工場の熱中症対策で、「気温はそれほど高くないから大丈夫」
と判断していませんか?

作業者が感じる暑さや熱中症リスクは、気温だけでは判断できません。
そこで安全衛生管理で活用されているのが、“WBGT(暑さ指数)”です。

WBGTは、気温だけでなく湿度や日射・輻射熱などを考慮して
暑熱環境を評価するための指標です。

特に工場では、屋根からの輻射熱、製造設備からの発熱、高湿度、空気の滞留等によって、同じ建物内でも場所によって暑熱環境が異なることがあります。

この記事では、安全衛生担当者、工場長、総務、現場管理者の方に向けて、WBGTの意味から工場での活用方法、熱中症予防につなげる作業環境管理について解説します。

目次

  • WBGT(暑さ指数)とは?
    • 気温だけでは熱中症リスクを判断できない理由
    • WBGTで考慮される温熱環境
  • 工場でWBGT管理が重要な理由
  • 熱中症リスクが高まりやすい工場内の場所
  • WBGTを工場で活用する基本手順
    • STEP1 作業場所ごとに暑熱環境を確認する
    • STEP2 WBGTを測定・把握する
    • STEP3 数値に応じて作業方法を見直す
    • STEP4 暑熱環境そのものへの対策を行う
  • 工場で行いたい熱中症の予防方法
  • WBGT管理を行わない場合のリスク
  • WBGTを「測るだけ」で終わらせない作業環境管理
  • 廣榮商事の工場・倉庫向け熱中症対策

WBGT(暑さ指数)とは?

結論から言えば、WBGTは熱中症につながる暑熱環境を評価するための指標です。

気温だけでは熱中症リスクを判断できない理由

例えば同じ気温30℃でも、湿度が低く風がある環境湿度が高く風がほとんどない環境では、
身体から熱を逃がしやすいかどうかが異なります。

また工場では、炉や加熱設備、屋根などから受ける輻射熱も考慮する必要があります。

「気温=作業者が受ける暑熱負荷」とは限らないため、
熱中症予防では気温だけで判断しないことが重要です。

WBGTで考慮される温熱環境

WBGTでは主に、

  • 湿度
  • 日射・輻射など周辺の熱環境
  • 気温

といった要素を考慮します。

特に湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、
身体から熱を逃がしにくくなります。

そのためWBGTを利用することで、
温度計だけを見るよりも現場の暑熱環境を把握しやすくなります。

工場でWBGT管理が重要な理由

工場では、建物全体が同じ暑さになるとは限りません。

例えば空調の近くでは比較的涼しくても、
製造設備周辺や建物奥では暑くなっていることがあります。

さらに、

高温+高湿度+輻射熱+空気の滞留+身体負荷の大きな作業

といった条件が重なれば、作業者への負担が大きくなる可能性があります。

だからこそWBGTを活用し、
“「工場全体が何℃か」ではなく、「実際に人が作業する場所がどのような環境か」”
を見ることが重要です。

熱中症リスクが高まりやすい工場内の場所

WBGTを確認する際には、特に次のような場所に注意します。

  • 炉・乾燥機・成形機など熱源周辺
  • 屋根からの輻射熱を受けやすい場所
  • 空調や送風が届きにくい場所
  • 建物奥など空気が滞留する場所
  • 高温多湿になりやすい作業場所
  • 搬入口・荷捌き場
  • 屋外作業場所
  • コンテナや車両荷室内

事務所に設置した温度計だけでは、
こうした作業場所の状態を把握できないことがあります。

実際の作業環境に近い場所で確認するという考え方が重要です。

WBGTを工場で活用する基本手順

STEP1 作業場所ごとに暑熱環境を確認する

まず工場内で、どこが暑くなりやすいのかを整理します。

熱源、屋根、日射、湿度、空調、風通し、作業内容などを確認し、
重点的に管理すべき場所を決めます。

STEP2 WBGTを測定・把握する

WBGT計などを利用して暑さ指数を確認します。

一度だけ測定するのではなく、
時間帯や設備の稼働状況による変化にも注意します。

STEP3 数値に応じて作業方法を見直す

WBGTは測定すること自体が目的ではありません。

把握した数値や作業内容などを踏まえ、
休憩、作業時間、水分・塩分補給、作業場所などを見直すために活用します。

STEP4 暑熱環境そのものへの対策を行う

必要に応じて送風・空気循環、遮熱、冷却用品、休憩場所など、
作業環境側の対策も組み合わせます。

熱中症対策は一つの製品だけで完結させず、
作業管理・健康管理・作業環境管理を組み合わせることが基本です。

WBGTを把握した後の暑熱対策も重要です

WBGTで暑熱環境を把握すると、「どの場所を優先して改善すべきか」を検討しやすくなります。

廣榮商事では、冷却用品、送風・空気循環、遮熱など、
工場・倉庫の作業環境改善に活用できる製品をご提案しています。

工場で行いたい熱中症の予防方法

WBGT管理と併せて、

  • 水分・塩分補給
  • 適切な休憩
  • 涼しい休憩場所の確保
  • 空気循環・送風
  • 身体を冷却する用品の活用
  • 暑さへの順化
  • 作業者の体調確認
  • 一人作業時などの安全管理

といった対策を組み合わせます。

また、暑さへの感じ方や身体への負担には個人差があります。

「WBGTが一定値以下だから絶対に安全」と考えず、作業内容や作業者の状態も含めて判断すること

が重要です。

WBGT管理を行わない場合のリスク

暑熱環境を把握しないまま作業を続ければ、
熱中症の兆候を見逃す可能性があります。

熱中症は作業者の健康・生命に関わるだけでなく、
集中力低下などを通じて作業ミスや労働災害につながることも考えられます。

また体調不良者の発生によって、
作業停止や人員配置の変更など生産活動に影響する可能性もあります。

安全衛生だけでなく、
安定した工場運営という意味でも暑熱環境を把握することが大切です。

WBGTを「測るだけ」で終わらせない作業環境管理

WBGT計を設置して数値を表示するだけでは、
十分な熱中症予防とはいえません。

重要なのは、

測る → 判断する → 対策する → 再確認する

という流れです。

「どこでWBGTが高くなるのか」「どの時間帯に上昇するのか」を把握できれば、
遮熱、送風、冷却、休憩など、必要な対策も検討しやすくなります。

WBGTは単なる温度表示ではなく、
工場の作業環境管理を改善するための判断材料として活用していきましょう。

廣榮商事の工場・倉庫向け熱中症対策

廣榮商事では、工場・倉庫などの暑熱環境改善に向け、
冷却用品、送風・空気循環、遮熱など、現場条件に応じた製品をご提案しています。

「どこから暑熱対策を始めればよいかわからない」
「WBGTを確認した後の対策製品を検討したい」
「空調だけでは対応しにくい作業場所がある」

といった場合には、一つの製品だけで解決しようとするのではなく、
現場環境に合わせた選択肢を検討することが大切です。

工場・倉庫の熱中症対策製品を比較・検討したい方へ

「WBGT計にはどのような製品があるのか知りたい」
「測定だけでなく、その後の暑熱対策も検討したい」
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まずは情報収集や比較検討からでも構いません。
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自社の作業環境に合う暑熱対策製品を相談したい方へ

工場・倉庫によって、熱源、建物構造、空調環境、作業内容、暑くなりやすい場所は異なります。

「WBGTを測定したが、その後どのような対策を検討すればよいかわからない」
「空調が届きにくい場所の暑さを改善したい」
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現場の状況や現在の対策を伺いながら、
廣榮商事の取扱製品の中から検討可能な選択肢をご案内します。

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「工場・倉庫で熱中症が起きやすい場所とは?原因と予防方法を解説」